ずんだ応援団

 
 
鮮やかな緑は 懐かしい夏の彩 収穫は「奇跡の4日間」の早朝 大地の恵みは栄養の宝庫 「畑のお肉」は地球にやさしい みんなで食べる、笑顔が生まれる

鮮やかな緑は 懐かしい夏の彩

ずんだとは枝豆をすりつぶしてできる、緑色の粒のあんのこと。宮城や山形など東北地方で、夏のお盆の時期に家庭ごとに作って食べられている郷土料理です。夏のお盆のころ、枝豆の収穫時期になると、おばあちゃんやお母さんがとれたてゆでたての枝豆をすり鉢でつぶし、お餅にまぶして食べるんです。その味が我が家の味になっているご家庭も多いようですね。ずんだ餅を食べるときには、家族や親戚が大勢集まってワイワイ、ガヤガヤ言いながらみんなで食べる、そんな楽しい記憶とつながっています。ずんだ餅を食べると自然と笑顔が広がる、不思議な力があるんですよ。

 

収穫は「奇跡の4日間」の早朝

枝豆とは、実は成熟する前に収穫した若い大豆のこと。種をまいてからおよそ85日で収穫期を迎えます。成熟してしまう前の成長の途中段階で収穫するため、そのタイミングを図るのがとても難しいのだそうです。しかも、収穫に適した時期は、たったの4日間しかないといわれています。最適のタイミングの時期に収穫しないと、枝豆にならずに大豆として成長して行ってしまいます。まさに、「奇跡の4日間」なのです。そして枝豆は低温を保つほど味がよいため、その収穫はまだ気温の低い早朝から行われます。「奇跡の4日間」のまだ明けきらない早朝に、枝豆はずんだになるために収穫されるんですよ。

 

大地の恵みは栄養の宝庫

枝豆は植物性タンパク質、ビタミンB1、B2、カルシウム、食物繊維などを豊富に含み、豆と野菜の両方の特徴をあわせもっています。これは大豆として成熟してしまう前に収穫されるためで、大豆には含まれないビタミンA、Cまで含んだとてもヘルシーな栄養の宝庫なんです。大豆はみそ、醤油、豆腐などのもとになる日本人になくてはならない作物です。植物の中で唯一、食肉に匹敵するたんぱく質を含んでいるので、「畑の肉」といわれています。植物性たんぱく質には必須アミノ酸をバランスよく含み、生活習慣病や老化の予防との関連で健康食品としても注目されているんですよ。

 

「畑のお肉」は地球にやさしい

動物性たんぱく質として、牛肉1kgを生産するのに必要な穀物は10kg以上といわれています。食肉からたんぱく質を得るには大量の穀物を消費し、CO2を排出します。地球温暖化を防ぐには、肉食を減らすのが効果的という専門家の意見もあります。「畑の肉」である大豆から植物性たんぱく質を直接食べれば、これらの無駄遣いもなくなりエコロジーや世界の食料不足、国内の食料自給率アップにもつながるんです。ずんだを食べることが地球にやさしくすることにもつながっているのですね。

 

みんなで食べる、笑顔が生まれる

ずんだ餅はお盆のころに家族みんなが集まって、先祖のことを思いながら食べるという食文化を伝えていて、食育にもつながっているんです。最近はひとりきりで食事をする個食が増えているので、みんなで集まり、話しをしながら食べる機会がとても大切になってきています。ずんだ茶寮のずんだ餅やずんだロールはあえて個包装になっていません。6個パック、ロール1本をみんなで切り分けて、取り分けて食べていただきたいからです。家族や友だちと食卓を囲みながら一緒に食べて、会話もご馳走として味わっていただきたい。そんな思いがあるんです。